2017年02月

2017年02月28日

『明日の平和をさがす本 戦争と平和を考える 絵本からYAまで300』トークイベント








先日、上記書籍の刊行を記念した
トークイベントに行ってきました。

選考委員を務められた、
評論家の野上暁先生と翻訳家のさくまゆみこ先生に
大阪国際児童文学振興財団の土居安子さんが聞き手になって、
どうして今、平和、戦争の本なのかとか
選ぶにあたってどんなご苦労があったのかなどを
聞くというイベントでした。

本を手に取ってページをめくってみた時に
大変だっただろうなとか、感じたことではありましたが、
お話をうかがって、改めて、
どんなに熱い思いで取り組まれたのか、
ブックガイドとして使ってもらうために
どんな工夫をされたのかが
具体的かつダイレクトに伝わってきました。

まだぺらぺらっとしか見ていないので
ちゃんと読んで、イベント中に
野上先生とさくま先生が挙げられていた本も
読んでみたいなーと思っています。
ゴジラの本とか意外な本も
取り上げられているので楽しみです。

『明日の平和をさがす本』に取り上げられた書籍を集めた棚が
MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店に作られています。
気になる方はお早めに。
って、わたしもなんだけど



a_yshtm at 15:38|PermalinkComments(0)●ひとりごと 

2017年02月08日

Sara Marconi 『Olimpia e le principesse』




著者:サーラ・マルコーニ
タイトル:オリンピアとお姫さま
出版社:Lapis
初版:2015年7月

その日オリンピアはピアノのレッスンをサボることにした。
同じようにレッスンに通っている女の子たちが
お姫さまのお話で盛り上がっているのが我慢できなかったのだ。
オリンピアが好きなのは冒険物語だった。

冒険を求めてというわけではないけれども、
街をそぞろ歩きしているうちに、オリンピアは
見知らぬ公園にたどり着いていた。
辺りは暗くなり、帰り道が分からない。
途方に暮れていると、バイクに乗った青年がやってきた。
おずおずと話しかけてみると、
バイクの人は、青年ではなく、魔女だった。
魔女がバイクに乗っている?!

驚くオリンピアを尻目に
お腹が空いたという魔女はオリンピアを
後部座席に乗せて、食事へと向かう。

途中、魔女のグリセルダは今日が一年に一度の
集会の日だということを思い出して、
妹のところへ急ぐ。
そんなグリセルダの勢いに巻き込まれて
オリンピアも、鬼や魔法使いたちのいるところへ
行くことになる――というお話。

最後は無事にオリンピアは家に帰り、
ピアノの先生はハロウィンのパーティに出るから
(魔女たちの一年に一度の集会とつながっている)
レッスンはお休みになっていて、
オリンピアのサボりはサボりじゃなくなってたことにホッとする。

登場する鬼や魔法使いたちが
お姫様の物語を好むところがなんともユニークで、
帰宅したオリンピアがレッスンバッグを開くと
中にはオリンピアのためのお姫様の物語が入っている。
ということで、ちゃんとタイトルの「お姫様」につながる。

魔女や鬼、魔法使いたちが登場するからといって
バリバリのファンタジーというわけではなく、
日常の延長に物語が展開されている。
難しいことを考えずに、物語を、読書を
ただただ楽しむのにいい一冊。

読者対象:小学校中学年
キーワード:魔女、女の子、冒険



2017年02月05日

立春過ぎて


寒くって動きたくな~いと思っているところに、
学期末に年度末が加わって、やることいっぱいで、
いつもギリギリになって仕事や用事に取り組んでいるうちに
2月になり、暦の上では春 だなんて

そんなわけでブログの更新が滞っていました。

あまりメジャーじゃない分野をテーマにしている上に
更新が滞りがちという当ブログですが
いつの間にか総訪問者数が延べ100人になっていました
お越しいただきました方、ありがとうございます。

カタツムリ 並みの更新ですが、
これからもよろしくお願いします
 


a_yshtm at 21:03|PermalinkComments(0)●ひとりごと